マラッカで一番有名なスタダイス広場の今と昔です。建物のシルエットは今も昔も変わらないですが、シックな色遣いの石畳で舗装されたいまと違い、昔はじゃり道でした。
馬車を牽く人夫さんの足元をみるとハダシです。通称ダッチカラー(れんが色)に塗装された建物の色がもともとはサーモンピンクだったというのがなんとなく伝わってきます。
スタダイス広場の今と昔。上段の2枚はクロックタワー、クライストチャーチ、下段の二枚はクロックタワーとスタダイス。
サーモンピンク色だった昔のスタダイス
見て比較するだけではおわかりいただけませんが時計台のムーブメントは機械式のクラシックスタイルからセイコー(日本製)の電気時計に替わっています。
このモノクロの写真が撮られた頃、マラッカには電気もなかったみたいですが、ゆったりとした時間が流れていたのだと思います。庶民がクルマに乗れる現在からは考えもつかない不便な過去ですが古き良き時代だったんだろうな~。
- 次章 ジャンク帆舟とショベルカーに進む
- 温故知新写真館TOPに戻る