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マレー鉄道でマラッカへの行き方

遅延は日常茶飯事、不便極まりないマラッカ行きマレー鉄道

シンガポールからマレー半島を北上し、タイ王国のバンコクまでつながるマレー鉄道。使い方によっては、便利なマレー鉄道ですが、マラッカへのアクセスは不便きわまりなく、KL(クアラルンプール)やJB(ジョホールバル)、バターワース(ペナン島の最寄り駅)などの都市からマラッカへのアクセスには、オススメできません。

理由は2つあります。まず、マラッカの最寄り駅は「タンピン」というMelaka(マラッカ)郊外です。タンピン駅から運行時間が定まっていない路線バスで1時間半~2時間。タクシーをチャーターしても所要時間は約1時間、料金は50~70リンギ、時間と高額な移動代がかかります。

二つめの理由はダイヤを完全に無視した運行スケジュール。遅延・遅着などは日常茶飯事。KL(クアラルンプール)からMelaka(マラッカ)までの移動に、マレー鉄道を使うと半日~ヘタしたら一日がかりという過酷な旅になってしまいます。長距離高速バスならわずか2時間で経費はタクシー代の半額以下です。

鉄道は渋滞の影響を受けずに時間通りに目的地にたどり着ける!と思い込んでいるのは日本人の勘違いと自覚していただきたい。KL、JB、ペナンからマラッカに行くためだけなら長距離バスを使うのが得策です。鉄道ファンの方なら、マレー鉄道に乗車する体験が旅の思い出となるわけですから何も申しません。

遅延は日常茶飯事、不便極まりないマラッカ行きマレー鉄道

利用する区間によっては便利な場合もあるマレー鉄道利用法

マレー鉄道は利用する区間によっては、安くて迅速な移動が可能です。例えば、JB~KL、KL~ペナンなどの場合、それぞれの出発・到着地点が街の中心部に近いので移動をラクにします。また、利用する時間帯によっては、料金は別として「早く確実に」移動できる方法になり得ます。

顕著な例は、KLセントラル駅からノンストップでKLIAに向かう特急は所要時間28分。渋滞のない時間帯にタクシーでも約45分~1時間のルートなので鉄道に軍配が上がります。

マラッカへ向かう場合、マレー鉄道でタンピン経由のルートは使わない方が良い!と解説していますが、KL市内からマラッカ行きのバスターミナルが、プドラヤからTBSバンダー・タシック・スラタンバスターミナルに2011年4月に新築移転しました。このバンダータシックセラタン駅にはマレー鉄道(KTM)の駅も集約されています。

マレー鉄道本線、KL~KLIAエキスプレス、およびKLIA2・KLIAトランジット急行の駅も並行しています。これらの鉄道駅とバスターミナルは屋根付きのアーケード通路で接続されており、徒歩5分で相互間を移動できます。これらのルートについては、下記の参考リンクにまとめていますのでご一読下さい。

参考リンク
クアラルンプールからマラッカへ高速バスで向かう
KLIA2・KLIA・クアラルンプール国際空港からマラッカへの行き方
クアラルンプール高速バスターミナルTBS-BTSについて
マレー鉄道 KTM(Keretapi Tanah Melayu)について

マレー鉄道でマラッカへの行き方