マラッカのタクシー 料金交渉のテクニック
- 本章の初稿は2003年に公開しました。数回、タクシー料金の値上げとか空港行き定期長距離バスの就航などの変遷があり、その都度改訂・更新を行ってきました。その経験から申し上げますが、マラッカの街で個別にタクシーに交渉するよりも、Mr.Teng氏のトランスポートサービスに予約したほうが、確実で安くタクシーが利用できるという事実に辿り着きました。 【MR. Teng氏のリムジン・タクシー・トランスポートサービスはコチラから】
- (以下、旧原稿を再掲載しておきます)マラッカから、KLIA・LCCT空港まで直行の長距離バスもありますが、市内のホテルからマラッカセントラル(バスステーション)までの移動や待ち時間を含めると、3時間~4時間かかります。
- しかし、ドアツードアでKLIAまでタクシーを使うと1時間半~2時間。1時間以上、移動時間の短縮ができます。重い荷物もトランクに入れてラクラク移動。金額も、下記のテクニックを使えば日本円で最低5000円程度。友達と割り勘にすれば、さらにお得です。
- マラッカのタクシーにはメーターがなく、料金は交渉制です。支払いには現地通貨リンギットマレーシア(RM:リンギ)を使います。マラッカからKLIA・KLIA2空港の相場は2019年12月現在で200リンギ前後です。日本円に換算すると5000~5500円
- マラッカのタクシードライバーが集まるエリアからご説明しましょう。 ①マラッカ一丁目、ラマダホテルの玄関を出て左側、中華系屋台村の近隣 ②スタダイス広場から橋を渡ったジョンカーストリートの入り口近辺 ③マラッカ・ラヤのマコタパレード(ショッピングセンター)のマコタ病院側の出入り口付近、ダタランパラワンの玄関付近
- 交渉には最低限の英語が必要です。単語をつなぎ合わせるだけでも交渉可能です。この場合、予約日時は必ず筆談メモしてカレンダーと照合するなどの間違い対策をお忘れなく。
- 英語もダメ、交渉する根性も無い。とおっしゃる旅行者の方には大変申し訳ありませんが、ホテルのコンシェルジュに依頼して下さい。利用価格が高くなるのは通訳料だと思ってあきらめて下さい。
- 最後になりましたが、タクシーを利用する際の注意点を箇条書きにしておきます。 タクシーの交渉でやってはいけないことと、利用する際の注意点(必見) をまとめています。
- ①交渉開始時に「ハウマッチ?」と聞いてはいけません。ドライバーの言いなり価格になります。言い換えればボッタくられます。「ハウマッチ」の代わりに金額を提示して交渉をはじめます。例えば、相場が160リンギだったら、それよりも低めで「140リンギ・ボレ?」と聞きます。「ボレ」とはマレー語であり英語の「Can」と同じで「可能ですか?」を意味します。そら安すぎる!・・・と交渉して相場に近づいたら金額を決定しましょう。
- ②深夜・早朝、およびマレーシアの国民の祝日など価格にプラスαが必要なこともあります。利用する前に必ず確認しておきましょう。
- ③交渉した金額は、利用当日目的地までたどり着いて、荷物を降ろした後、最後に支払うこと。お釣りがない場合も考えられるのでピッタリの現地通貨リンギットマレーシアで用意しておくと便利です。
- ④交渉した料金には高速代、燃料代などすべて含んでいますので追加料金は一切不要です。
- ⑤車内禁煙が原則ですが、ドライバーさんによっては走行中エアコンを切って窓を開けて喫煙可もあります。運転手さんに聞いて下さい。
- ⑥トイレ休憩などは随時、リクエストにより可能です。サービスエリアに寄ってくれます。 日本の高速と同じで、30分に1ヵ所ぐらいあります。
- ⑦マレーシアの習慣上チップは不要。というか、チップを払ってはいけません。日本人が高額なチップを払ってくれたというのが評判になると、筆者が乗ったときにも要求されるおそれがあるので厳禁です。(笑)
オランダ広場にて