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シンガポールの交通アクセス網

シンガポールの交通アクセス網

赤道にほど近い北緯1度17分に浮かぶ、淡路島程度の国土に500万人が生活するシンガポール。人口密度世界第二位でもあるシンガポールは、東南アジアではズバ抜けた先進国でもあります。過密する交通渋滞を解消すべく、地下鉄(MRT)や住宅地とシティを結ぶ路線バスの公共交通が発達しています。

土地勘のない、海外からの短期旅行者にも利用しやすいMRTですが、路線バスを乗りこなすためには、ある程度の英語力と度胸が必要です。そういう意味で利用しやすいのは、タクシーです。以下、シンガポール国内での交通アクセス網をまとめてみました。

土地勘のない旅行者にオススメするのはタクシーでの移動

シンガポールのタクシーは緻密な計算をする料金メーターが搭載されています。初乗り運賃はわずか250円ほどですが、曜日や時間帯、通行するルートによってさまざまな加算料金があります。

筆者もたまに利用しますが、同じルートでも行きと帰りでは料金が違ったりします。シンガポールで生まれ育った知人でさえ、タクシーの運転手さんに「そのチャージは何?」と問いただして「新しい加算システムだね」と迷うほどです。複雑怪奇な各種加算を瞬時に計算する料金メータに従って支払いましょう。

基本的な料金/ Standard Taxi/ Limousine
初乗り 最初の1kmまで/ SGD 2.80/ SGD 3.20
10kmまで 385メートル毎の加算/ SGD 0.20/ SGD 0.20
10km以降 330メートル毎の加算/ SGD 0.20/ SGD 0.20
渋滞・信号待ち 45秒毎の加算/ SGD 0.20/ SGD 0.20

タクシーの利用には、上記のメーターに加算表示される基本的な料金の他にさまざまな各種追加料金があります。(2011年11月現在のデータ)最新情報はサイトなどで確認して下さい。

深夜追加料金
深夜0時~早朝5時59分まで:メーターの料金の50%が加算されます。

ピーク時の割増
月曜日~金曜日(午前9.:30~午前7.00):基本メーターの料金の35%が加算されます。
月曜日~土曜日(夕方17時~20時まで):基本メーターの料金の35%が加算されます。
注:日曜日と祝日には適用されません

祝日割増
5つの主要な祝日には1シンガポールドル加算されます。

セントラルビジネス地区(CBD)割増
月曜日~土曜日:夕方17時~午前零時に3.00シンガポールドルが加算されます。
注:CBDエリアから出発するすべてのタクシーに適用されます。日曜日と祝日には適用されません。

場所サーチャージ
チャンギ国際空港からのタクシー利用は乗車毎に3シンガポールドル加算されます。
シンガポールエキスポセンターからのタクシー利用は乗車毎に2シンガポールドル加算されます。

予約手数料(タクシーの場合)
月曜日~金曜日:午前9:30~17時まで・深夜23時~翌朝7時まで 3.50シンガポールドル
土曜日、日曜日、祝日、平日の上記時間帯以外 2.50シンガポールドル

ERP(電子式道路通行料金)使用料
様々な道路(主要高速道路を含む)で、ピーク時間帯にERPゲートを通過した場合、50セント~3シンガポールドルが加算されます。

シンガポールのタクシー会社予約電話番号
Comfort Citycab 電話(65) 6552 1111 SMRT Taxis 電話(65) 6555 8888

シンガポールの地下鉄MRT(Mass Rapid Transit)について

シンガポールのチャンギ国際空港から市内中心部まで27分で結ばれているシンガポールの地下鉄(MRT)。平均すると12分間隔で運行しているし、利用料金は、最低80セントから最高でもSGDで1ドル80セントと手頃な料金です。便利で安くて快適な移動ができます。LRTとは、住宅エリアを廻るモノレールです。

シンガポールの地下鉄MRT(Mass Rapid Transit)について

シンガポールのMRTに関する情報は、SMRTのサイトでどうぞ!
路線図はhttp://www.smrt.com.sg/より転載しています

マレーシアとシンガポールを結ぶ国際都市間シャトル

マレー鉄道社(KTMB)は、マレーシアとシンガポールを結ぶ国際都市間鉄道サービスを7月1日より開始すると発表。シャトルサービスは混雑緩和のために始発は午前5時半から深夜23時まで運航予定。(2015年6月16日追記)

マレーシアJBセントラル駅からRM5(164円)、シンガポールのウッドランズ駅からS$5(458円)という金額設定。約3倍近く往復運賃に差がある。なんでやねん?と思う方もいると思うが、マレーシアとシンガポールは元々マラヤ連邦として同じ国だった。分離独立後、1リンギ=1シンガポールドルで公共運賃等が定められたのでR。

シンガポールは奇蹟の成長を遂げ、為替が上昇。貨幣価値は3倍ほど差が付いた。しかし、未だにRM1=Sin$1の公共サービスは多く存在する。この鉄道料金も同じく、RM5=Sin$5と設定されたのだろう。しかし、庶民の足であるバスに比較して高すぎっ(>_<)

バスに比較して、国境越えのイミグレーション通過の際に何等かの特典(たとえば並ばなくても通過できるレーンが提供されるなど)がなければ、利用者は少ないかもしれない。

KTMB社のサイトを読んでいたら、JB Sentral - Woodlands RM5, JB Sentral - Woodlands - JB Sentral RM10という表記を見つけた。つまり、JBセントラル駅からシンガポールのウッドランズまで5リンギなのだが、往復する場合10リンギで購入可能なのだ。つまり、往復10リンギ(328円)なのだが、逆ルートの場合シンガポールからの往復チケットを購入すると10シンドル(916円)となってしまう。

そして、運航ダイヤだが1日7往復しかない。数珠つなぎのようなバスの運行に比較してあまりにも少なすぎるのではないだろうか?出発してわずか5分で到着する、短すぎる国際都市シャトル鉄道。その運賃や少なすぎる運航本数で、渋滞緩和など可能なのだろうか?

マレーシアとシンガポールを結ぶ国際都市間鉄道サービス

上記マレー鉄道イメージ写真素材はKTM社webサイトからの提供

シンガポールの路線バスについて

路線バスはSBSトランジットとSMRTバスの2社が運行しています。路線は蜘蛛の巣のように市内のほとんどを網羅しています。運賃は一般路線で乗車距離により現金支払いで1~1ドル90セント、ez-Linkと呼ばれる電子ICプリペイドカードで支払うと69セント~1ドル65セントの割り引きが適用されます。

ez-Linkカードは、地下鉄(MRT・LRT)や路線バスを乗り継ぎ、乗り換えした場合に一定の条件を満たせば割り引きが適用されます。MRT駅の窓口やバス・ターミナルで購入できます。初期購入費用は15シンガポールドル。5シンガポールドルは発行手数料で、10シンガポールドル分は乗車の際に利用できます。

ez-Linkカードを所持すると、いちいち切符を買う手間はなくなり乗車が便利になります。プリペイド残金が少なくなってきたら券売機やATM、コンビニでトップアップ(チャージ)が可能です。払い戻しも可能なので短期の旅行者の方でも、気軽に使えるカードなので利用をオススメします。

マレーシアのジョホールバルに向かう路線バスもあります

シンガポールからマレーシアのマラッカに向かうコンテンツ