生野菜に頼らず、トロピカルフルーツでビタミン補給!
マレーシアを旅したことのある方なら「そうなんだよね~」とうなずいていただけると思いますが・・・マレーシアで暮らすローカルの人たちは生野菜を食べる習慣がありません。料理の付け合わせに付いてくるトマトや直径3センチほどの太いキュウリを生で食べる以外サラダ系のメニューはありません。
筆者もマラッカに漂泊しはじめた頃は、食習慣にとまどい野菜の摂取量を気にして、ビタミン不足から逃れるために積極的に温野菜を食べていました。ところがしばらく経って気がつきました。生野菜、サラダを食べない替わりにローカルの人たちはコチラで収穫されている果実をおやつ代わりに食べているんです。
バナナ、スイカ(ウォーターメロン)、スターフルーツ、マンゴー、グァバ、パパイヤ、パイナップル、ジャックフルーツ、ポメロゥ、ドクゥ、マンゴスチンそしてフルーツの王様ドリアンなど数え上げればキリがありません。都市部のマーケットでも果物屋さんは広い売り場面積を占めています。
街のあちこちにフルーツを食べやすい大きさにカットし販売している「くだもの屋台」が点在しています。カットフルーツがひとつ1リンギット前後という値段で売られているのでお手軽に購入できます。おやつ代わりに食べたり、ちょっとお腹が減った時やノドが渇いた時に手軽に食べています。
トロピカルフルーツの屋台
今回ご紹介するくだもの屋さんは、マラッカのルネッサンス・ホテルから徒歩1分の距離にある屋台です。ホテルのロビーを出て左手に歩いて下さい。T字路にさしかかったら左向かいに屋台が見えます。売っている果実はマラッカで採れる、トロピカルフルーツです。どの店でも同じくだものを売っているのですから「この店がイチオシ!」というのも変ですが、コレには理由があるのです。
- お店の店員さん(写真のお兄さん)が英語でコミュニケーションできる
- 屋台にしては清潔が保たれている
- 氷をふんだんに使いフルーツを冷やしてくれている
- 一切れずつ袋に詰めてくれているので、商品を自分で選べる
- どれが、新鮮で甘くて美味しいかアドバイスしてくれる
なぜイチオシなのか?数えだしてもキリがありません。くだもの屋さんによってはローカルの現地コトバしか使えないお店もあるし、ケースの中のくだものが冷えていなかったり(冷やして食べる習慣がない)、旅行者には倍ぐらいの値段を付けてボッたくるお店もあります。その点、このお店は良心的であると言えます。
2014年フルーツ屋台の近況報告
フルーツ屋台の背後にあった広大な駐車場は、ホテル棟を含んだ複合的商業施設「ザ・ショー」の建築により様相を大きく変貌させましたがフルーツ屋台は相変わらず同じ場所で営業しています。(2015年8月追記)
すべてのフルーツが安くて美味いわけではありません。
最後になりましたが、トロピカルフルーツ屋台を利用する際のワンポイントアドバイス。ローカルの人たちが利用するお店では現地のくだものを選んで食べて下さい。ブドウ、オレンジ、リンゴ、柿などのトロピカルフルーツじゃない果実は輸入品です。
美味しくないし、値段が高いです。
ローカルの人たちは、マラッカで生活しているわけですから「ブドウ」や「リンゴ」を珍しがって高級品扱いして食べているのです。筆者が食べて「まずい!」と思うリンゴやオレンジがマラッカでは最高級の輸入くだものなのです。
ブドウ、リンゴ、みかん、梨、柿など四季がないと実を結ばない果実は輸入品であり高いわりに不味いのです。旅でいらっしゃる方は、安く売ってる現地で採れるトロピカルフルーツを召し上がって下さい。
トロピカルフルーツの屋台の地図
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