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スタダイス The Stadthuys

スタダイス The Stadthuys

スタダイスとはオランダ語で「議事堂・市役所」を意味します。1641年にポルトガルから支配権を奪ったオランダが1650年に完成させたビルディングです。スタダイスはマラッカを植民地として占領統括したオランダが行政を指揮する役所、および統括責任者の官邸として18世紀まで利用されていました。

ガッチリと厚くまっすぐな壁、重厚な梁、大きな扉、窓、当時では珍しい地下に張り巡らされた下水道などオランダ建築の技術の高さを現在に伝える貴重な建築物です。現在はマレーシアの歴史を豊富な展示物で埋め尽くした博物館として一般に公開されています。

マラッカの市内中心部、観光名所として一般に知られているスタダイス広場とは、この建物を中心とした広場のことをさします。観光ガイドブックでは、オランダ広場という名称で紹介していますがこの呼び名も同じ意味に使われます。地元の人たちはこの広場をクロックタワーと呼んでいます。スタダイス広場、オランダ広場、ダッチスクエア、クロックタワーいずれも同じ意味です。

スタダイス博物館には生活習慣や文化の歴史がぎっしり。一見の価値あるお宝満載です

スタダイス広場周辺は博物館の密集地域

さて、このスタダイス広場周辺にはカルチャーの香りがプンプン漂う博物館がギッシリ並んでいます。徒歩5分以内でたどり着ける博物館はザッと数えただけでも10ヶ所を越えてしまいます。マラッカに長期滞在して博物館を一つずつ訪ね歩くのもよさそうですが、日帰り旅行や短期滞在の方ならこのスタダイス博物館に絞って見学することをオススメします。その理由は、マラッカの歴史のすべてが凝縮されているからです。

入館料5リンギですが、じっくり中を見学するとあっという間に3時間は経過してしまう広い博物館です。マラッカ王朝が成立した明(現在の中国)の交易からマレーシア独立までの歴史がギッシリ詰まっています。第二次世界大戦の時代にマラッカを占領した旧日本軍の資料も展示されています。

撮影も認められているので見学するときにはカメラやビデオをお忘れなく。

マラッカの歴史。左からマラッカ王朝、ポルトガル、オランダ、イギリス、一番奥は日本軍。過去の歴史が学べます

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