クライストチャーチ Christ Church
キリスト(プロテスタント派)教会。1753年にオランダ人によって建設されました。オランダがポルトガルを駆逐しマラッカを占領した100周年の記念事業として1741年にスタートしました。完成まで12年の歳月がかかったそうです。独特なオランダ建築を250年以上経った今に伝え残しています。
教会は現役で利用されており、曜日と時間帯により英語・中華語・インドのタミール語によるミサが行われています。こうしたミサのない時間帯には観光客にも一般に公開されています。教会内部にはレオナルド・ダヴィンチの「最後の晩餐」の複製画が展示されています。残念ながら教会内部は撮影禁止です。
イスラム教国家のランドマークに十字架?
教会正面に大きな十字架。キリスト教のシンボルが目立っています。マレーシアはイスラム教国なのですが法律で信仰の自由を保障しています。東西の冷戦が終結した現在、世界ではイスラムとキリストの宗教的なテロや戦争が続いています。しかし、イスラム教国マレーシアでは十字架が観光名所の中央にデンと鎮座しているのです。マレーシア政府の寛容な態度に拍手!
教会の入り口付近には、信者さんが教会への寄付を促す売店コーナーを出店しています。絵はがきやマレーシア名物ピューター(スズ製品)のキーホルダーなど、近所のみやげ物屋さんとは違う低価格(販売ではなく教会を維持するための寄付が目的)で頒布しています。
マラッカ観光の定番名所の撮影裏技テクニック
このクライストチャーチは、前項のスタダイス博物館に隣接しており、いわゆるスタダイス広場(オランダ広場)の要枢を占める場所に建てられています。したがって、マラッカにいらっしゃったは90%以上の確立でこの教会をご覧になったか?写真撮影をされたと思います。
筆者のオススメ撮影ポイントは教会の正面から約50メートルさがった花壇の付近。年中咲き乱れる色鮮やかな花を背景にされるとよいでしょう。まさに絵になります。正面左手にある噴水をバックにしても味のある写真が撮れると思います。太陽の角度の影響で、クライストチャーチの撮影は午後2時以降~サンセット直前ならもっともキレイに撮影できます。♪
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