博物館のような受付ロビーと、プライベート・プラナカン・ミュージアム

白亜のコロニアル建築はゲストに眩いウェルカム光線を与える。玄関ドアを開けると、そこはシックでモダン・コロニカルな受付ロビー。タイムスリップしてしまったかのようなレトロな空間で落ちついてしまう。
オーナーが私財を投じ収集した骨董コレクションを展示した、プラナカン博物館は宿泊者に限り公開されている。左端の別棟に厳重なカギがかけられているが、スタッフの案内で見学することができる。
取材時に裏書きを確認したが、コレクションの中にはメイドイン・ジャパンも存在する。大正から昭和初期にかけ、外貨獲得のため南洋に輸出された貴重なコレクション、骨董品マニアでなくとも一見の価値あり。
オーナーのクリス・リーさんのコレクションは、服飾雑貨から食器、調理道具、家具、生活家電に至るまで幅広く、個人の収集レベルは超越している。なんでも鑑定団に、特集でも組んでロケに来て欲しい。