セント・フランシスコ・ザビエルさんの贈り物

ポルトガル軍が建設した、ファモサことサンチャゴ砦とエクアトリアルホテルのちょうど真ん中にセント・フランシス・ザビエル高校というミッションスクールがある。
通称「SFI」（エス・エフ・アイ）。
ザビエルさんといえば、西暦1549年に日本に上陸した最初のキリスト教の宣教師としてあまりにも有名だが、日本への布教はこのマラッカから旅立ったのでＲ。
ザビエルさんがマラッカで布教活動をしていた頃、日本人の「アンジロウ」（別称：ヤジロウ）という名の鹿児島出身の武士との出会がきっかけで日本の存在を知ることとなったのだ。そしてご存じのように日本への布教を成し遂げたのだ。
その後中国への布教途上、サンチャン島にて熱病に冒され、志なかばで永遠の眠りについたザビエルさん。死後ローマカソリック教会からセント（聖人）という称号を授けられた。マラッカではセント・フランシス・ザビエル師と呼ばれている。
さて、上の写真。ザビエルさんの遺志を受け継いだセントフランシスザビエル高校という教育機関の校舎の中にある礼拝堂です。外から見ると教室の一部にしか見えませんが立派な教会です。
ステンドグラスに刻み込まれたキリストの生涯上を見上げるとご覧の通りアーチ型の見事な天井。観光名所として名乗りあげていませんが厳粛な雰囲気の漂う教会です。

セントフランシスザビエル高校の礼拝堂にて