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あたりを真っ赤に染めて沈む太陽
朝の来ない夜はない マラッカの夕陽
太陽があたりを真っ赤に染めながら水平線に沈んでいく。マラッカは夕陽が美しい街だと作家、澤木耕太郎氏は名著「深夜特急」に記しています。筆者も同感。たしかに夕陽はキレイだと思います。
夕陽がなぜ紅く染まるのか?解説は科学者におまかせするとして、マラッカの夕陽がなぜキレイに見えるのか考えたことがあります。筆者が考えた仮説はマラッカが「田舎だから」という単純な理由です。
マレーシアの首都、クアラルンプールに行ったとき立証できた仮説です。KLの夕暮れ時チャイナタウンの近辺の屋台でビールを飲んでいたその時あたりが夕陽のオレンジ色に染まりました。
「おぉ、夕陽の時間だな」と思い太陽を探してみましたが見えません。KLの繁華街の空は上空しか見上げることができないのです。空が狭いとでも表現するのでしょうか、地平線に沈む夕陽って見えないんです。
KLには最近まで世界一だった高層建築物ペトロナスツインタワーをはじめ高層ビルが密集しています。ペントハウス(屋上階)の住人には夕陽が見えるかもしれませんが、地上に暮らす庶民には見えません。
つまりKLは都会だから夕陽が見える場所が少ないけど、マラッカは田舎だから街のあちこちで夕陽が沈んでいくのが見える。田舎=空が広い=夕陽がキレイという仮説を提唱するようになりました。
夕陽が沈んだ後「朝の来ない夜はない」というコトバをいつも思い出します。心に希望を灯し、明日への活力を与えてくれるありがたいコトバです。極貧生活を送る筆者にも幸せがやってきますように。

マラッカ海峡に沈む夕陽。パンタイクンドゥにて
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