ムカデ競争 Giant Slipper(ジャアイアントスリッパ)
- 「カナン・キリッ!カナン・キリッ!」とマレー語の行進に使う号令がビーチから聞こえてきました。声に呼び寄せられ行ってみるとジャイアント・スリッパ(Giant Slipper)、いわゆるムカデ競争を開催中。
- カナンとはマレー語で「右」。キリッとは「左」を意味します。カナン・キリッ!で「みぎ・ひだり」という号令になるのです。軍隊や警察の行進には欠かせないかけ声です。
- 蛇足ですが、マレーシアの交通標識にも使われている「Ikut Kiri」(イクッ・キリッ)という言葉を説明しておきましょう。英語に直すとKeep Left(キープ・レフト)つまり「左に寄れ」という意味です。
- 筆者がマレー語に堪能になる前、ずいぶん昔にマレー半島を車で2周したことがあります。高速道路も今のように完成していなかったし、未舗装の砂利道も多かった記憶があります。
- 当時は通行量も少なく、交通渋滞もほとんどありませんでした。マレー語を知らない筆者はドライブを通じてAWAS(危険)とIkut Kiri(左に寄れ)という単語を誰に聞くまでもなく体験を通して覚えてしまいました。
- Awas!という看板の先にはかならず危険な障害物があったし、Ikut Kiriの看板を過ぎると右側車線がいきなりなくなり、片側通行になっていたからです。マイ・ファースト・マレー語として思い出深いモノがあります。
- さて、話を戻しマラッカ海峡を望む白砂の砂浜で繰り広げられていたムカデ競争。筆者も強引に参加を勧められ、サイトの読者Oさん夫妻と飛び入り参加。結果は・・・「スポーツは参加することに意義がある」(^^;)
白砂のビーチ「パンタイ・クンドゥ」にて