日没まであと7分半 マラッカ海峡に沈みゆく夕陽
- 暑かった今日も日が暮れる。肌をチリチリ焦がす太陽も、夕暮れ時に水平線にその姿を隠す寸前には穏やかに減光する。その弱まる光源を逆光で狙っているカメラの露出セッティングもめまぐるしく変化させなければならない。
- 最近のカメラは高機能高性能に進化しているが、このような夕陽の撮影はカメラ任せのオートにセットしてしまうと夕陽の朱色は白っぽく撮れてしまう。 カメラの自動設定では人物や建造物に露出を合わせるため背景の夕陽が露出オーバーとなるのだ。
- 夕陽の朱色を濃いめに表現したいならば、人物をシルエットにしてしまう極端なアンダー気味の露出に設定すればよい。露出の設定がプラス-マイナスでセットできるカメラならば-0.7ぐらいから-1.0~-2.0ぐらいまで撮影しながら調整してみると良いだろう。
- さて、写真の解説に戻ろう。太陽が傾き水平線に沈む直前にまぶしすぎた太陽が急に勢いを落とし優しい光源に変わる瞬間がある。そこからが、夕陽写真を撮影するタイミングに突入するのだ。日没まであと7~8分しかない短いシャッターチャンスなのだ。
- 夕陽が水平線に接地してから姿を消すまではさらに短く3分弱しかない。ウルトラマンでも地球上で夕陽を見物できてしまう短い時間なのだ。場所は違うが筆者が昨年アップした動画を下記に添付した。夕陽の沈む早さを体感していただければ幸いでR。
マラッカ海峡を望む水上モスクにて