デジャヴと夕日とラベンダー
- デジャヴはフランス語であり日本語では既視感と訳すそうだ。初めて来た場所、初めて見る物なのに、すでに体験したかのように感じること。「あれ?、これどっかで」「あっ、これ前に見たことある」というあの感じをデジャヴと呼ぶ。
- 夕日の撮影をしていても、あれっ?この夕焼けを前に見たことがあるぞ!とデジャヴ感に浸る時がある。日没後のマジックアワーに染められる夕焼けの色とか、雲の配列、海面の穏やかさなどなんとなく見たことある気になってしまうのだ。
- 部屋に戻って、デジャヴを感じた写真をパソコンから引き出して比べてみる。色彩はほぼ同じでも、雲の配列がまったく違ってたりする。デジャヴは思い過ごしだった。冷静になって考えると自然がまるっきり同じ夕日を再現することなんてあり得ない。
- 例外としては、雲ひとつない快晴の夕刻、水平線に沈む夕陽を超望遠レンズ(35mm換算で600mm以上)で射貫くように狙った写真なら似た写真が撮れるだろう。しかし、稼働する船舶や、飛行機や自動車、そして形を変える雲が絡むとムリだと思う。
- もしも、完全に一致する夕日の写真が撮れてしまったら、デジャヴじゃなくタイムトラベルしている可能性がある。新聞紙を手に入れて、年号と日付けをチェックすべし。そしてラベンダーの香りを嗅いだか?記憶をたどると良いだろう。
- ラベンダーの香りの意味は、わかる人にしかわからんだろうな~
Pantai Eye on Melaka海岸にて