昭和っぽい風景が残る街 カンポン・パンタイ
- Kampung Pantaiと綴り、カンポン・パンタイと読む。"Kampung"カンポンはローマ字読みしてカンプングとか読まないようにしておきたい。"g"は発音しない。マレー語の意味はカンポンが村をそして、パンタイは海岸とか浜辺、ビーチを意味する。
- Kampung Pantaiを直訳すれば"浜辺の村"だが、カンポン・パンタイから海岸線までは直線距離で1.5kmもある。その昔、マラッカ港に到着した交易品が艀(はしけ)に載せられマラッカ川を遡上しこの町の倉庫に運び込まれていた時代の名残なのだろう。
- この町には、食料品をはじめ乾物や漢方薬剤、布類、酒類、タバコ類の問屋が軒を連ねており、昼は大型の貨物トラックや、売買の商談にやってくるバイヤー達で賑わっている。その町も、夕方6時にはシャッターが閉まり8時頃には閑古鳥が鳴く。
- 右には、マレーシア最古のイスラム寺院カンポン・フル・モスク。左手の川を渡るとディスカバリーカフェ。前方300m(徒歩3分)には夜店でお馴染みのジョンカーストリートが控える。旧市街地でも便利な町なのだが夜はひっそりと静まりかえる。
- ネオンや看板だらけのマラッカ・ラヤ、やたら賑やかでうるさいプラザ・マラッカ、人通りが多すぎてまともに歩けないジョンカー・ウォーク。マラッカにはナイトスポットは数多くあるが、こういう昭和っぽいレトロな町の散歩もお勧めしておきたい。
- ガイドブックにはまず載っていないエリアなので、特別に地図を作っておきました。訪問する方は参考にしてください。
カンポン・パンタイにて