日本にキリスト教を伝道するきっかけを作った教会史跡
- マラッカに旅するならば、ぜひこの教会史跡は訪ねて欲しい。スタダイス広場とサンチャゴ砦、そしてマラッカ王宮博物館の背面にあるセント・ポール・ヒル丘陵を登った頂上に残されているセント・ポール・チャーチは是非とも見て欲しい。
- 教会と名付けられているが、現在では屋根が朽ち果て、壁だけが残るカソリック教会礼拝堂史跡なのだが、荘厳極まりない。ミサも行われていない史跡なので、唯一神で偶像崇拝を否定しているイスラム教徒も毎日観光に訪れているのでR。
- 宗教的な儀式が行われていない史跡だからこそ、多民族多宗教の旅人を迎え入れているのであろう。だけど、ここにはすごい歴史が埋もれている。日本でもお馴染みのザビエル師がイエズス会の命を受けこの教会でキリスト教を伝道・宣教していたのだ。
- そして、鹿児島県出身の元武士アンジロウ(アンジェロまたはヤジロウとも呼ばれている)がザビエル師とこの教会で出会ったことがきっかけで、キリスト教が1549年に日本に伝来した。この件については多くを語りたいのだが本日はあえて・・・次回に順延させていただく。
セントポール教会礼拝堂史跡 St. Paul’s Churchにて