マラッカ王宮博物館
- 1396年に建国されたマラッカ王国のシンボルとして、初代パラメスワラ国王が建立した宮殿「マラッカスルタンパレス」。15世紀にはイスラム圏のアラブと中国(明王朝)など極東アジアを結ぶ海のシルクロードを担う、世界で最も繁栄した港だったと伝聞されています。
- 建立当時、マラッカ港を見下ろす西側丘陵地(セントポールヒル)に建てられていました。現在、スタダイス博物館が建てられているあたりに、ソルタンの宮殿は建っており、交易船からの荷を運びマラッカ川河口域を行き交う艀を見渡せたと記録に残っています。
- 1511年、ポルトガルとの戦いに敗れたマラッカのスルタン一族は、現在のジョホールバルまで遁走しました。井戸に毒を投げ入れたりゲリラ戦で幾度も首都奪還を謀ったそうです。
- しかし宗主国はオランダ、イギリス、そして第二次世界大戦中の日本軍と交替しながらも植民地のままでした。1959年にマラヤ連邦として独立するまで植民地解放は実現しませんでした。
- 独立後、1984年に復元されたマラッカスルタンパレス(English : Melaka Sultanate Palace)は、現在マラッカ王宮博物館として一般に公開されています。
マラッカ王宮博物館にて