マラッカスルタンパレス
- 設計図も残っていない歴史上の建築物でしたが16世紀に著された「マラヤ年代史」(スジャマラユ)、「マラヤ王統記」などの文書から設計図面を起こして、1984年に復元されたマラッカ王宮(マラッカスルタンパレス)。
- 復元されたマラッカ王宮は、ファモサ要塞の右側に鎮座していますが創建当時はマラッカ川を見おろす丘の麓に建てられていました。現在のスタダイス博物館のあたりだったと推察されています。
- 伝統的な高床式のマレー建築を後世に伝える貴重な資料となっています。巨大な木造建築ですが釘(クギ)を一本も使わず、組木で建てられているのが特徴です。マラッカ王宮博物館として一般に公開されています。
- マラッカスルタンパレスにまつわる裏技情報を内緒で解説しておきます。マラッカ王宮博物館としての開館時間は午前9時から夕方5時までです。この時間帯は博物館とファモサ要塞(サンチャゴ砦)の間に関所があり、入場料を支払わなければ建物の前にある公園にもアクセスできません。
- しかし、開館前の日の出(だいたい午前7時頃)から朝8時頃まで地元の住民のジョギングや体操のために関所と、その反対側にあるオランダ人墓地(Dutch Graveyard)が開放され誰でも無料で往き来できるのです。
- 地元の人しか知らない通り道ですが、この時間限定の抜け道を使えば旧市街のブキッチナの生鮮食品マーケットとマコタパレードのアクセスが10分程度短縮できてしまうのです。早朝は涼しいし、クルマとか通らないので空気も澄んでるし、気持ちよく散策が楽しめます。お試しアレ!
マラッカ王宮博物館にて