現存するマレーシア最古のイスラム教モスク
- 1728年に建立された現存するマレーシア最古のイスラム教のモスク。 もちろん、現役であり毎日5回のお祈りの時間には多くのモスリムが集まってくる。マラッカの旧市街に位置するため、周囲には華人が多いが多民族国家らしく共生している。
- 一般的にモスクといえばアラビアンナイトに出てくるような、たまねぎ型のドームをイメージするが、カンポン・フル・モスクの屋根は三角形。このような三角屋根はマレーシア国内でも珍しく、地元ではスマトラ屋根と呼ばれている。
- 一説によるとマラッカにモスクを建築したのが中国西部に暮らしている回教徒の建築士集団が渡来してきて建築を指導並びに施工したので、中国的な建築物意匠となったと伝えられている。三角屋根はマラッカのモスクの特徴となっている。
- 異なる宗教の寺院が建ち並ぶ、ハーモニーストリートから徒歩でも5分。そのためか?緑色の屋根のカンポン・クリン・モスクの写真を載せて「カンポンフルモスク」と誤記・誤用している旅行者ブログを見かけるが、朱茶色の屋根を目印に覚えてるとよいだろう。
- 写真をご覧いただきたい。"Masjid Kampung Hulu"と書かれた青い看板がある。マスジット(Masjid)とはマレー語であり英語で"Mosque"と訳す。モスクつまりイスラム寺院を意味するのがマスジットなのだ。覚えておきたいマレー語のひとつだ。
カンポン・フル・モスク(Kampung Hulu Mosque)にて