文化大革命による破壊を免れた風水八卦灯篭
- 社会主義を選択した中国では毛沢東らが興した1960年代の文化大革命により神仏の信仰や占術などの迷信じみたことは一切排除されてしまった時期がありました。その時代に中国大陸では風水学も途絶えてしまいました。
- しかし、文革の影響が及ばなかったマラッカでは中国仏教の教えと、風水学がそのまま残ったのです。青雲亭仏教寺院本堂にある大きな木製提灯を下から見上げると八角形の八卦(はっけ、はっか)が刻まれています。
- 「当たるも八卦当たらぬも八卦」でお馴染みの、古代中国から伝わる易における八つの基本図像が彫刻された大型の灯篭が、マラッカのチェンフーテン仏教寺院に残っています。
- 中国大陸では毛沢東が興した文革の時代に破壊か焼却されるべき運命にあった19世紀以前の中国仏教思想や風水学がマラッカの青雲亭(チェンフーテン)仏教寺院にはオリジナルのまま受け継がれているのです。
青雲亭 チェンフーテンにて