伝説の剣豪ハントア氏の眠る墓所
- 1396年に成立したと伝えられるマラッカ王朝。マラッカ王朝に仕官し、海軍提督まで登りつめた実在する伝説の剣豪ハントア氏が眠る墓所。マラッカ郊外にあるハントア氏の墓所(Makam Hang Tuah)まで市内中心部からクルマで約45分。
- 父の名はハン・マームド(Hang Mahmud)、母の名はダン・メルドゥ・ワティ(Dang Merdu Wati)。一家はマラッカ南部のカンポン・ドゥヨンで暮らしていた。ハン・トゥアは、この村で仲間たちと少年時代を過ごした。
- 子供の頃からコーランを読み、ジャワ語を勉強し、彼は12ヶ国語を使うバイリンガル少年だった。幼友達であったハン・ジェバ、ハン・カストリ、ハン・レキールそしてハン・レキウいずれも王朝に仕官した。
- 格闘と剣術技を磨き、マラッカ王朝に仕官したハントアはラクサマナ(海軍提督)に昇進しただけではなく、シャーバンダー(港湾長官)にも任命された、文武ともに秀でた官僚としてマラッカ王家を支えた。
- しかし、あまりにも華麗なる出世に嫉妬した役人たちに仕掛けられた罠に嵌められ不遇の晩年を送ったとされる。実在した伝説の剣豪は、悲劇のヒーローでもあった。彼の功績に見合った立派な墓所である。
伝説の剣豪ハントア氏の眠る墓所 Makam Hang Tuah