「やじろう」は鹿児島生まれの日本人。
- 1549年8月15日、フランシスコザビエル宣教師が鹿児島へ上陸。日本で最初にキリスト教を広めた偉大なる功績は教科書にも載っている史実ですが、そのサポート役を務めた日本人のことは知られていません。
- 彼の名は「やじろう」(ヤジローまたはアンジローとも呼ばれている)という鹿児島生まれの日本人。元武士だった彼は誤って人を殺し、故郷の鹿児島を離れマカオ経由でアジアを転々としていたそうです。
- 1547年、マラッカにたどり着いた「やじろう」は丘の上の教会(現在のセントポール教会史跡)でザビエルさんと出会いました。この運命の出会いが2年後、日本にキリスト教を伝えるきっかけになったのです。
- ザビエルさんが後にイエズス会本部の指導者にこう語っています。「やじろうは私の知る東洋人と違い勤勉で礼儀正しく、ポルトガル語を理解している。彼の生まれ育った日本へ布教の旅に出たい」(後略)。
- このザビエルさんとやじろう氏の銅像はザビエル上陸顕彰会、鹿児島マレイシア友好協会という2団体がマラッカと日本の友好の礎となることを祈念し2006年7月1日にザビエル教会に寄贈したものです。
- セント・フランシス・ザビエル教会
St.Francis Xavier's Church Melaka
住所:12, Jalan Banda Kaba, 75000 Melaka, Malaysia
電話:+60 6 282-4770