鄭和博物館(チェンホーミュージアム)でマラッカの昔を知る
- 日本ではあまり馴染みのない「鄭和の大遠征」。鄭和(日本語読み:ていわ、中国語読み:チェンホー)氏は1405年に明(現在の中国)の皇帝「永楽帝」の命令により遙かアフリカまで遠征した海軍大将。
- 侵略や国土拡張を目的とせず、寄港国の自治制を尊重し、親善や通商交易を目的に明国への朝貢貿易を促す平和外交をモットーとしていました。この時代、マレーシアはマラッカ王朝が誕生した頃でした。
- マラッカ王朝を建国した「パラメスワラ国王」は、アユタヤ王朝(現在のタイ)などの強大国を牽制するため「明国」の使節団である鄭和艦隊を歓迎し友好親善を誓い、基地港として官舎や倉庫を提供しました。
- 現在のスタダイス広場からマラッカ川の橋(タン・キムセン・ブリッジ)を渡ってすぐ右に曲がって5軒目にある鄭和博物館の場所こそが、初代国王から与えられた明国のマラッカ駐留オフィスだったのです。
- 今から600年も昔の話なんですが、当時マラッカにはアラブやインド、アジア各地から集まった商人が交易取引を開催。マラッカは500を超える言語が通用する国際都市だったそうです。
- 鄭和博物館 Cheng Ho's Cultural Museum
- 住所:51 Lorong Hang Jebat 75200 Melaka, Malaysia
- 電話:+60 6-283 1135