旧日本軍が大量にばらまいた「バナナリーフマネー」とは現在価値のない軍票
- 右下の紙幣にはTHE JAPANESE GOVERNMENT TEN DOLLARSと書かれている。日本政府発行の10ドル札?日本の紙幣の通貨単位は「円」だから偽札のような気がしてしまうが本物でR。
- 旧日本軍が、占領下のマレー半島で発行していた「軍票」という紙幣。アクリルケースに収納され独立記念博物館に展示されている資料だが、ジョンカーストリートの骨董店でも売られている。
- 右下の、10ドル札に印刷されているはバナナのデザイン。バナナの葉っぱには消毒作用があり、いくらでも生えているので、使い捨ての食器替わりに使われる。実用・機能を兼ね備えているがタダで手に入る。
- 旧日本軍の軍票は、終戦後、まったく価値がなくなった。マレーシア人たちは、タダで手に入るバナナの葉っぱと、持っていても使えない軍票を揶揄して「日本のドル紙幣はバナナリーフマネー」と嘲笑する。
- 66年目の終戦記念日に独立記念博物館で見た日本軍のマレー半島侵略の史実。終戦当時子供だった人も高齢者に変えてしまう66年という年月。風化させず、戦争のない平和のありがたみを伝えてほしい。
終戦記念日にマレーシア独立記念博物館にて