カレーの香りを醸し出すカリー・リーフ(カレーリーフ)
- 暑い南国でバテ気味でも食欲をそそってくれるカレーの香り。このカレーの匂いの正体は「カリーリーフ」と呼ばれるハーブなのです。カレーの本場インドでは欠かせない香辛料のひとつです。
- カリーリーフ(Curry Leaf:カレーリーフと発音してもよい)は、ミカン科オオバゲッキツ(大葉月橘)のハーブ。ミカン科といっても柑橘系の香りはしません。葉っぱをかじるとカレーのあの味が口の中に広がります。
- マレーシアでは、インド人の作るカレーにはもちろん、マレー系・中華系のカレーでも調理の仕上げに必須の香辛料。生のままカレーの香り付けに使い、できあがったらそのまま食卓にのぼります。
- 筆者がはじめてカレーの中浮かんでいる「葉っぱ」を発見したとき少々驚きました。キッチンの手抜きで葉っぱが入っているんじゃないかな?と疑ったり不要なモノが混入していると思いこんでいました。
- 葉っぱを見つめ怪訝な顔をしていたら「コレがカレーの匂いのもとだよ」とインド人のコックさんに教えられました。葉っぱをかじってごらんといわれて口の中で噛んでみるとなるほど納得。カレーの香りそのものでした。
- カリーリーフなるモノの存在に気づいた後、マレー人の作るカレー、チャイニーズの作るカレー、ニョニャ料理のカレーなど食べ比べてみましたが、いずれもこのカリーリーフが生のままで使われていました。
- スープカレー、こってりとしたドライカレーいずれにも使われています。筆者のお気に入りはゴロゴロしたジャガイモをカレー粉で炒めたドライポテトカレーに使われているカリーリーフ。パリッとしていて香りが美味(^_^)v
マチャップにある家庭菜園にて(その2)