ロティ・ボム Roti Bom
- マレーシアを旅したことのある方なら、ロティ・チャナイまたはロティ・プラタと呼ばれる、鉄板焼きの薄焼きパンをご存じだと思います。
- 小麦粉を練って、ねかせた生地を手で広げ、ブン廻して薄く伸ばして折りたたんで、表面がカリッとするまで焼き上げる、あの粉モン料理です。
- ロティ・チャナイは、ナンを食べるようにひとくちサイズに小さく切ってお気に入りのカレー(チキン・マトン・ダール豆・サーディン)汁に浸して、いただきます。
- プレーンのものをロティ・チャナイもしくはロティ・コソン、タマゴ入りをロティ・テロゥ、玉ねぎ入りをロティ・バワンと呼び、その種類は無限に広がる傾向にあります。
- 本日紹介するのは、ロティ・ボム。直訳すると「爆弾パン」という怖ろしい名前なんですが、食べても破裂したりすることはありません。
- 小麦粉を練って、超薄くオーバーなアクションで広げるまでは、ロティ・チャナイと同じ工程手順なのですが、最期の折りたたみ方が違うんです。
- ロティ・チャナイは20cm四方に折りたたみ鉄板で焼きますが、ロティ・ボムは12cm程度に小さく折りたたむため、ぶ厚くなります。
- この分厚さがロティ・ボムの最大の特徴です。鉄板の温度を低めにし、中まで火を通すために焼き上げる時間も余分にかかります。
- 外はカリッとサクサク、中はモチモチの食感が楽しめるのがロティ・ボムなのです。見かけたら、食べてみて下さいね。
- P.S. マラッカにある南インド系のロティを食べさせてくれるカフェならば、メニューになくても「ロティ・ボム作ってくれます?」と尋ねると作ってもらえると思います。100%保証はできませんが・・・
カンポン・ドゥヨンにて