ナシレマは奥が深いマレーシアの国民食
- マレー語で "Nasi Lemak" と綴り「ナシレマ」(ナシラマでもナシルマッでもナシレマッでも可)と発音します。英語では "Steamed Coconut Milk Rice" と訳すのが一般的です。マレーシアの華人は漢字で「椰漿飯」とか「椰浆饭」と表記します。マレーシアの国民的朝ごはんメニューのひとつです。
- マレーシアを旅した経験を持つ方なら「あっ、知ってる」とか「食べたことある」とおっしゃる方も多いでしょう。ナシレマとはココナッツミルクで炊いたごはんの総称です。その奥は深くいので基本を解説しておきましょう。
- 基本セットはイカンビリス(ダシじゃこの素揚げ)、カッチャン(ピーナッツ)、キューリやカンコンなどの野菜、サンバルブラチャンチリソース、そしてゆで卵(半切りが基本)をワンプレートに盛りつけいただきます。
- ローカルの皆さんは、バナナの葉っぱにナシレマを載っけて、基本のおかずだけをトッピングして新聞紙で円錐形に包んだシンプルなタイプ。コピティヤムと屋台のテーブルに載ってるので食べて後から精算します。日本円で45円~とすごく安いのが最大の特徴です。
- ナシレマを基本のおかずとプレートに盛りつけて、チキンの唐揚げとか、レンダンと呼ばれるチキンや牛肉の甘辛煮込み、その他魚の唐揚げとか目玉焼きまでいろんなおかずを追加トッピングするのが、ご馳走スタイルです。値段はピンキリですがマラッカの場合、300円ぐらいが平均価格だと思います。
- さて、前置きがかなり長くなりましたが本日紹介するのは "Nyonya Nasi Lemak Kukus" とマレー語で綴り「ニョニャ・ナシレマ・ククス」と発音します。ニョニャとは皆さまご存じ、中華系プラナカンを意味します。そしてククスとは、「蒸す」を意味します。
- つまり、ニョニャ風、蒸したナシレマという意味になります。長粒米を洗ってココナッツミルクで蒸しあげるプラナカン家系に伝わる伝統的なニョニャナシレマ。香辛料をまぶしたスパイスアヤムゴレン(ピリ辛鶏の唐揚げ)を追加トッピングしていただきました。美味い!
- マラッカの市内中心部からクルマで15分。マリムジャヤにほど近い、タマン·メルデカ・パラマイという街にあります。
マラッカ郊外にあるNyonya Licious Kitchenにて
- Nyonya Licious Kitchen(ニョニャ・リシャス・キッチン)
住所 19 jln MP5 Taman Merdeka Permai, 75350 Melaka
電話 +6016-626 1616
web https://fb.com/nyonyalicious/
営業時間:9:00~16:00