ナシゴレン・カンポンは、おふくろの味
- マレー語でNashi Goreng Kampungと綴りナシゴレン・カンポンと読む。ナシゴレンはご存じ、焼きめしのことだが「カンポン」とは田舎とか故郷を意味する。意訳すれば「おふくろの焼きめし」となるだろうか。マレー系マレー人の家庭料理なのだ。
- ナシゴレン・カンポンは、マレーシアのレストランやカフェならばメニューに載っていなくても作ってもらえる。中華料理のレストランでも作ってもらえると思うが、本場の味を追求したいならば、マレー系マレー人が経営するカフェか屋台店がオススメ。
- 基本の具材は、特に決まっていないが鶏肉を使う店が多い。決め手はチリパディと呼ばれる小さめの生青唐辛子を小口切りにして辛さを加味すること。そして、仕上げには塩味の効いたイカンビリス(だしジャコの唐揚げ)をトッピングする。
- 本場の料理人が作るナシゴレン・カンポンは想像を遙かに超える本気の辛さ(痛みを伴う場合もある)が特徴。注文したときに、筆者が日本人だと正体がバレると「辛いけど大丈夫か?」と気を遣ってくれる親切なお店もある。
- 「ペダス(辛い味)が好きなんだ」と伝えると、超辛くて美味いカンポン風の焼きめしにありつける。もしも、辛いのが苦手ならばナシゴレン・チナと呪文を唱えると、チリ無し炒飯、子供さんでも安心して食べられるマイルドな焼きめしが注文できる。
名前を忘れてしまったマレーCafeにて