魚鮫麺のドライ(スープ別盛り)の食べ方指南
- マラッカでは、魚鮫麺と書いて「ヒーキャオミー」と呼ばれている麺料理。メインの具材は白身魚のはんぺん。英語ではFish ball noodleと綴りフィッシュボールヌードルと名付けられている。ドライ(スープ別盛り)タイプと、スープタイプがある。
- 地元では、9割のお客さんがドライタイプを注文する。ドライといっても写真のように具材たっぷりのスープが別盛りでサーブされる。ドライ麺でも、きちんと茹でてから、調味油と秘伝の特製タレを麺に絡ませるのでしっかりした味が付いている。
- テーブルの上には、朱色の液体チリソースと、チリパディ(小さめの生唐辛子)の小口切りが置いてある。朱色のチリソースはお好みで麺に直接ふりかけて食べる。超激辛じゃないけど、かけ過ぎには注意しよう。少量ずつかけ足して味を調整するべし。
- チリパディは激辛ランク最上級なので注意が必要。小皿にチリパディを少量入れて醤油を注いでチリ醤油を作っておく。別盛りのスープは、塩味控えめなので、はんぺんや具材にチョンと付けて食べる。チリパディはホントに辛いので注意するべし。
- マラッカガイドのイチオシ名店シリーズにも紹介している魚鮫麺の屋台で「Tony、日本のお客さんが来てくれるんだけど、食べ方を知らないの?せっかくのドライにスープをぶっかけて食べてるのよ」とぼやかれたことがある。
- そのお客さんはドライタイプの「汁なしの麺」をどう食べるのかわからずに別盛りのスープをぶっかけてしまったらしい。ドライタイプの麺には塩ラーメン風のしっかりしたタレが絡んでいるのだ。そのまま麺を味わって食べる麺料理なのだ。
- ヒーキャオミーの麺は、タマゴ麺、クエティヤオ(きしめん)、ビーフン、ローシーファン(白い半透明の短めの太麺)などを選べる。初心者には、上の写真のようなクエティヤオミーと呼ばれるタマゴ麺ときしめんの混合タイプが筆者のオススメなり。
ジャラン・キーアンの魚鮫麺屋さんにて