製氷屋さんの「チューブ・アイス」
- 常夏のマラッカで冷たい氷は必需品。カフェで頼むアイスコーヒーやジュースの氷に注目してみると長さ5センチほどの円筒形が確認できます。マラッカでは通称「チューブ・アイス」と呼ばれています。
- 一流ホテルやマクドとかスタバなど大手チェーンをのぞきマラッカの飲食店は製氷器(自動で氷を作る専用冷凍庫)を完備していません。氷屋さんから毎日必要な分量だけ買ってお客さんに提供しているのです。
- 写真にのっている「ATLAS社」(アトラス)の他に大手では「セレンバン・アイス社」という会社の保冷車が街を巡回して氷の宅配サービスを行っています。写真の大袋で3リンギ(2007年5月現在)は納得価格?
- これらの大手製氷会社が作る「チューブ型の氷」の原料に使われている水はフィルターウォーターと呼ばれる飲料水。厳密な衛生管理されているのでカラダに「安心な水」といえるでしょう。
- しかし!カラダに安心とはいっても軟水・硬水など水質の違いがあるので2~3泊しかしない短期旅行者の方は氷の摂取には注意が必要です。長期滞在の方も最初の2~3日は控えて徐々に使いましょう。
- 「水」とは、その土地の風土・気候の象徴。広辞苑によれば「水が合わない」とは、「その土地の風土・気候が自分に合わない」ことを指し、逆に「水に慣れる」とは、「新しい土地や環境になれる」ことを指すそうです。
- マレーシアの「水」が衛生的に危険なのじゃありません。質の違う水、急激な変化にカラダが支障を起こすのです。マレーシア滞在の長い日本人が一時帰国して日本の水を飲んでカラダを壊すこともあります。
- さて、「氷」の見抜き方をひとこと。マラッカの飲食店で円筒形(チューブアイス)が出てきたらコレは安心。かち割りのようないわゆるロックアイスは水道水をお店で凍らせている場合もあるので注意が必要です。
マラッカ郊外で見かけたアトラス社の氷屋さん