レマン 竹で餅米を直火で炊きあげるめでたい料理
- めでたい席で振る舞われる伝統的なマレー料理のひとつ「レマン」。青竹のフシを底側だけ残して作った細長い容器に餅米(モチ米)と水詰めて直火で炊きあげるお料理です。
- ガスでも作れそうな感じもするんですが、コイツには焚き火がピッタリ。めんどうでも火をおこし、煙たくても涙が止まらなくてもがんばって火の番をして焦がさず炊きあげるのが極意です。
- 炊きあがったら蒸らして、鉈(ナタ)を使って竹をガツンとふたつに割って中からできあがったレマンを取り出します。モチ米で作ってるからネチネチしてる食感、直火で炊くから香りも美味しく感じるんです。
- この竹ごはん「レマン」は、伝統的なマレー料理レンダン(スパイスで肉を煮込んだ激辛料理)とか、チキンカレーやサンバル・ウダン(マレー風エビチリ)と一緒に食べます。
- ハリラヤ・プアサ(断食明け)や結婚式などめでたい席には欠かせないよそいきの料理です。
マラッカ一丁目にあるマレー村、カンポン・モルテンにて