一足作るのに3ヶ月「ニョニャ・ビーズサンダル」
- その昔、中国人ビジネスマンがマラッカで貿易や農園経営などの事業を興し、現地のマレー人女性と国際結婚。そして二人の間に生まれてきた男の子を「ババ」、女の子を「ニョニャ」と呼び、ババニョニャ民族が誕生しました。
- 英語ではStraight Bone China(海峡で生まれた中華人)と呼んだり日本のマスコミは「プラナカン」と称したりしていますが、マラッカでは今でも「ババ・ニョニャ」民族と呼ぶのが一般的です。
- 彼らは、生活習慣や宗教などの精神的な文化は父親の中国を受け継ぎ、食習慣や言語、ファッションなどは母方のマレー民族の文化を取り入れ、ミックスした独自の文化を創り出しました。
- マレーの伝統的な衣装、「サロン・ケバヤ」もババニョニャ民族は「ニョニャ・サロン・ケバヤ」という中華とマレーの文化を融合させたドレスを正装の衣装として代々受け継いでいます。
- カラダのボディラインにピッタリあわせたデザイン。ウエスト部分のくびれは艶やかで女性らしさをアピール。ボトム(サロン)はロング巻スカートでマレー系だけど上着(ケバヤ)レースや刺繍の部分は中華系をイメージさせます。
- このセクシーで上品な「ニョニャ・サロン・ケバヤ」を着用する際に、パンプスや洋装サンダルは似合いません。ニョニャの貴婦人が代々受け継いできた「ビーズサンダル」がピッタリくるんです。
- ビーズの刺繍も手作り、正装用のオリジナルのニョニャビーズサンダルは一足仕上げるのに最低3ヶ月かかります。値段は日本円に換算して3万円より。観光客用のカジュアルなビーズサンダルなら8000円より。
- マラッカに来られたときにはぜひ一度、店に立ち寄っていただきホンモノを手にとってご覧下さい。押し売りしたり、買わなきゃ恥ずかしくなるような接客は皆無。欲しい人だけにおゆずりするスタンスで営業してるのでインスタ映えしそうな写真を撮ってってください。撮る前に、「撮ってイイですか?」とお店の人に撮影の許諾だけお願いしますね。
- 場所はジョンカーストリートの一本裏、ハーモニーストリートのチェンフーテン(青雲亭)という中国仏教寺院の斜め向かいにあったんですが、現在はヒーレンストリートと地元の人が呼んでいる
Jalan Tun Tan Cheng Lock,ジャラン・トゥン・タン・チェン・ロック通りの中ほどに引っ越ししています。ホテルプリとババニョニャ博物館の中間ぐらいの通り沿いです。
- オーナーのヨー(Mr.Yeo)さんは買う買わないを問わずとても親切に商品説明してくれるます。残念ながら英語ですがゆっくり話してくれるので、中学生英語レベルでコミュニケーションできるはずでR。
- ビーズサンダルのお店
- Wah Aik Shoemaker (ワー・アイク・シューメーカー)
No.56, Jalan Tokong, 75200 Melaka, Malaysia. 2016年に移転のため引っ越しました。電話番号は同じです。
- 住所 92, Jalan Tun Tan Cheng Lock, Melaka Malaysia
- 電話 06-284-9726 Mr. Raymond Yeo レイモンド・ヨーさん