オオトカゲの仁義なき戦い
- 体長2メートルにも達するオオトカゲ。筆者は「イグアナ」と呼んでいる。体は想像以上にデカイし、ハ虫類独特のボディーは気味が悪く、敬遠されがちだがニンゲンに危害を与えないため駆除されることはない。
- 恒温動物である彼らは、太陽光の熱で体温を管理しカラダが温まったら行動開始。人間を襲ったり、家畜を襲撃したりせず、マラッカ川に浮遊する生ゴミを食べたり、害獣の死骸などを食べ生活している。
- マラッカ川にかかるタン・キム・セン・ブリッジ(スタダイス広場の隣)から見下ろすと5回に3回は彼らの姿を見ることができる。最初に見ると大きさとグロテスクさに圧倒される見慣れると日常の景色に溶けてしまう。
- 筆者の17年間の漂泊生活で、イグアナの姿を見たのは数え切れない。珍しくもなくごく当たり前の風景なんですが、この日はじめて格闘シーンに遭遇。後にも先にもめったにないファイティングだった。
- 2008年頃から河口堰が完成し、潮の満ち引きによる河口域における吃水の変化がほぼなくなりました。干潮時に水位が下がることもなくなり、オオトカゲたちの姿も激減しています。(2018年6月追記)
マラッカ川河口域にて