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豪雨は開催中止、小雨は決行もあるジョンカーストリートの夜店
豪雨は開催中止、小雨は決行する週末の夜店
「晴れ時々曇り、地域によっては一時的に強い雨が予想されます」というのが毎日、繰り返し流れるマラッカの天気予報。悔しいことに、こうしたアバウトすぎる天気予報が当たってしまう。
いつも同じ天候だから、マラッカの住民は天気予報を真剣に見ない。台風が来るわけでもなく、寒気団が豪雪を降らせることもなく、豪雨といっても20分で止む程度のモノだから天気予報に関心がないみたいだ。
旅でマラッカにいらした旅人さんから「Tonyさん、明日の天気は?雨は降りませんか?」と天気予報について質問される。筆者も日本で暮らした経験を持つので旅人の質問がよく理解できる。
しかし、マラッカで生まれ育った一般的な若者には天気予報の意味はわかっても、天気予報を気にする感覚が理解できない。地元の住民と天気の話題を試みても空振りに終わるのはこうした背景があるからだ。
さて、ジョンカーストリートが開催される週末の夕方6時頃にもしも豪雨が降ってきたら残念ながらパサマラムは開催が中止される。滅多にないことだが、過去に四週間続けて週末に豪雨が降ったことがある。
その不幸な頃、こんな詩が流行った。「ジョンカーストリートのラオパン(老板:お店のオーナーの意味)を殺すのに刃物はいらぬ。雨の四日も降ればよい」。店主も楽しみにしていたお客さんもガックリだ。
小雨の場合、もしくは午後7時前までに雨が止んだ場合にはそのまま夜店が決行されるときもある。こうしたイレギュラーな天候はよくあることなので、雨が降ってもガッカリせずにジョンカーストリートをのぞいて見るべし。

ジョンカーストリートにて
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