ココナッツを指一本で叩き割る瞬間を捉えた写真 |
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骨が硬いモノを突き破る瞬間、ガツッという音とヴシュという音がほぼ同時に聞こえる。マレーシア版ギネスブックに載ってる師傳の指がココナッツを砕いた瞬間を捉えた貴重な写真である。 |
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人間技ではあり得ないココナッツを指で叩き割るステージは、前口上と能書きがやたら長く、さぁ割るぞ!と気合いを入れてからも数分時間稼ぎをして観客をひとりでも多く引きつける師傳。 |
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割る瞬間はわずか1秒以下。前口上に10分、いかに偉大なステージかを説明する能書きに5分、そしてタメ。みのもんた氏のようなタメに最低1分。トータル20分待たされてシャッターチャンスは1秒以下。 |
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この直後、師傳の顔が歪み痛みを堪えながら弟子に「薬油」を持ってこさせる。椰子の実を貫いたときに指を脱臼したのか捻挫したのか?観客は息を潜めて痛みをこらえる師傳の姿に注目。 |
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「薬油」を塗り込んでわずか数秒後、「あぁ~痛かった」と笑顔で復帰する。観客が我先にこの薬油を買うため師傳に殺到する。毎週末ジョンカーストリートで無料見学できる大道芸だ。 |
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2014年12月追記 椰子の実割り名人こと「何英輝」(ホー・エングィ)氏は、加齢による体力の限界を感じ、ご自身の意志で大道芸人を引退されました。師傳!長い間お疲れさまでした。 |
ジョンカーストリートにて |