エアアジアXの日本就航は2010年12月9日から始まった
- 今や世界を体表するLCC(ローコストキャリア:格安航空会社)に成長した、トニーフェルナンデス社長率いるエアアジア。羽田国際空港の新滑走路拡張の恩恵に授かりマレーシア~日本便が就航。
- その価格はまさに激安。日本国内からマレーシアに向かう場合いずれの路線より低価格になる。なぜこんなに安くできるのか?安い価格にはさまざまな制限や理由があるんですが、それでも安い。
- 機内は指定席じゃない、飲食が別料金、機内預け荷物の許容は15㎏までなどなど制限は多いが、指定席じゃないけど、満員電車や混雑期の新幹線のような立ち席はない。全席自由席という意味。
- 追記:2018年現状では、機内預けの荷物はすべてオプションとなっています。シートの予約や、ホットシートの予約なども可能となっている。また、エコノミーシート以外にフルフラットプレミアム席も用意されるようになった。
- オマケに、ギリギリの機体保有数しかないので欠航を含む遅延や遅発も日常茶飯事。機内サービスはないが客室乗務員が客席およびトイレまで清掃しているのを筆者は目撃したことがある。
- 低価格の裏には涙ぐましい努力がある。よく考えて欲しい。仮に199リンギだとしても日本円で6000円以内。往復しても1万2000円(空港税別)でJALさん、ANAさんの国内線でドコまで行けるだろうか?
- いずれにせよ、格安航空会社であるエアアジアさんが日本に就航するとなると、旅行客の格安チケットの選択肢は増えることにあるのは間違いない。注目すべきはそのネットワークの広さ。
- マレーシア国内はもちろん、隣国のシンガポール・インドネシアの各地、タイ王国、ベトナムなどAsiaの国際空港が含まれている。こうしたエリアからのハブ空港としてKLのLCCが機能し始めれば・・・
- マレーシア~日本・羽田という直行ルートだけじゃなく、香港・台湾・中国・インドネシア・タイ・ベトナムなどアセアン各国の航空会社にも打撃を与えかねない。エアアジアさんの今後の活躍を期待したい。
KLのLCCTクアラルンプールにて