Basikal Laluanと書かれた自転車専用路が初登場
- マラッカの市街地の一般道にBasikal Laluanと書かれた自転車専用路がお目見えしました。クルマとバイクの流れから交通弱者である自転車を護ろうと制定された施策です。この作戦、アイデアと実施自体は悪くはないんですが、実際には役に立っていません。
- なぜなら、マラッカではこの専用路を必要とするほど自転車が走っていないのです。東南アジアにありがちなチャリンコのラッシュが存在しないのがマラッカなのです。マレーシア産国産乗用車が庶民にマイカーとして行き渡っているため、通勤・通学に自転車を使うことが必要ないのです。
- 黄色の破線で仕切られた自転車専用路はレンタサイクルに乗っているアウエーな国内観光客か、外国人観光客がたまに走っているのを見かける程度ですが、渋滞が激しいときは自動車に占拠されています。
- とはいえ、クルマと自転車の流れを分離して交通安全を確保しようとする行政の努力は高く評価したいと思います。一昔前に比べて、マラッカの街を自転車で移動することは安全だといえるでしょう。
- ただし、事故に巻き込まれたり、転倒による怪我、駐輪中の盗難などのリスクはあくまで自己責任で対処しなければなりません。突然の豪雨に見舞われる気象的なリスクもお忘れなく。
マラッカの独立記念公園にて