夏至と冬至における日照時間の違いは、わずか15分なり
- 今年も残すところ1ヶ月と10日となった。晩秋の日本では日没時間がどんどん早くなってきている頃だろう。意外に知られていないことだがマラッカの日没時間は一年を通じて20分ほどしか差がないのだ。どゆこと?という方のために計算してみた。
- 昼が一番長いのは「夏至」で、短いのは「冬至」ということで、2015年の場合夏至が6月22日、冬至が12月22日として、それぞれの日の出の時間、日の入りの時間、そして昼の日照時間を計算。わかりやすく東京と北海道の根室を対比してみた。
- 東京都内 北緯35度69分 東経139度76分
夏至 6月22日 日出:午前4時24分、日入:19時00分 日照時間:14時間36分
冬至12月22日 日出:午前6時46分、日入:16時32分 日照時間:9時間46分 - 北海道 根室 北緯43度33分 東経145度58分
夏至 6月22日 日出:午前3時36分、日入:19時02分 日照時間:15時間26分
冬至12月22日 日出:午前6時45分、日入:15時46分 日照時間:9時間1分 - マラッカ 北緯02度19分 東経102度25分
夏至 6月22日 日出:午前7時04分、日入:19時21分 日照時間:12時間17分
冬至12月22日 日出:午前7時08分、日入:19時10分 日照時間:12時間2分 - 知らなかった人には、目からウロコのではないだろうか?東京では4時間50分、根室では6時間25分もの差がある。緯度が高ければ高いほどその影響は顕著になる。しかし、赤道にほど近い北緯2度に位置するマラッカでは、15分の差しかないのだ。
- 計算の結果をご覧いただければおわかりいただけると思うが、マラッカの日の出は午前7時頃。一年中、朝6時に起床しても真っ暗なのだ。そして夜7時に太陽が沈む。一年を通じて昼と夜の時間差が20分もない。今夜も日が沈むのは午後7時頃なり。
パンタイ・アイ・オン・マラッカ海岸にて