年に2回、帆船に絡む夕陽が撮れる絶好ポイント
- 懐かしい写真、第二弾。この写真も2005年にサイトの表紙に使っていた写真です。当時、筆者はマレーシア政府観光省から依頼されてマラッカ州の名所・史跡など観光スポットを撮影していました。
- 仕事を受ける前マラッカ州の観光パンフレットには30ヵ所程の写真しか載っていなかったのでコレは楽勝!簡単な仕事だろうと思って引き受けました。ところが実際には終わりの見えない膨大な作業だったんです。
- マラッカの名所なら知り尽くしていたので、撮り始めて3週間ほどで「終わった」と思ったら「Tony、明日からアロガジャ・エリアの撮影だ!」そこが終わると「Tony、次はジャシン・エリア!」と続くんです。
- 結局、2年ほどかかってしまいました。撮影は300ヵ所を越えました。おかげでマラッカ州名所史跡をすべて踏破できたし、マレー語も覚えられたし、喰うには困らぬ禄もあったし、とても楽しい仕事でした。
- さて、本題に戻りましょう。この帆船は、マラッカ王朝を駆逐し初代植民地支配者となったポルトガルの交易船を復元したレプリカです。現在は大航海時代の海洋博物館として一般に公開されています。
- 帆船は陸に固定されているんですが、この裏面はマラッカ川。太陽がこの位置に来るのは2月頃と、10月頃の年に2回。マラッカっぽい大航海時代を連想させる夕陽が撮れるスポットです。
マラッカの海洋博物館前にて