初代植民地支配者の末裔が暮らすポルトガル村の夕日
- マレーシアの起源は1396年に建国されたマラヤ王朝とされています。東の明王朝と欧州貿易を担っていたアラブをつなぐ海のシルクロード、東西交易を支える港湾国家としてマラッカは繁栄しました。
- 大航海時代の幕開けの頃、喜望峰を回航しインド大陸を発見したポルトガル王国はキリスト教を布教しながら東南アジアを武力で制圧しました。マラヤ王朝も1511年にあっけなく植民地支配されてしまいました。
- その後1957年8月31日にマラヤ連邦として独立するまで植民地として歴史に刻まれてきました。宗主国は初代植民地支配をしたポルトガルの後、オランダ、イギリスと変遷しました。
- 前置きがずいぶん長くなりましたが、マラッカにはユーラシアンと呼ばれているポルトガル人初代植民地支配者の末裔が暮らすPortuguese Settlement(ポルトガル人居住区)という集落が残されています。
- 住民のほとんどがキリスト教カソリック派のクリスチャンで、毎年クリスマス時期には村全体が電飾で、クリスマスツリーのようになってしまいます。ラテンの血を受け継ぐ彼らは陽気で音楽やダンスもうまい。
- そして祖先は、海を渡ってきた海洋民族なので漁業にもその際能を発揮し漁師も多いんです。獲れたてのシーフードを食べさせてくれるオープンエアのシーフードレストランはオススメ、ここからの夕焼けもまた素晴らしい!
マラッカのポルトガル村にて