コロナ禍のファモサ要塞跡で見た夕景
- 2020年3月17日、マラッカでコロナウイルスの感染拡大防止のためのロックダウンが始まりました。ほんの数日前まで外国人観光客、国内旅行者で賑わっていたマラッカのランドマーク「サンチャゴ砦」から人影が消えました。
- サンチャゴ砦は、マラッカ王朝(1396年~1511年)を駆逐し植民地宗主国となったポルトガル海洋帝国が築いた城壁要塞のゲートとして建造されました。
- ポルトガル海洋帝国も、スペインとの戦いで疲弊してしまい、その隙を狙ってやってきたオランダに駆逐されました。歴史は繰り返し、オランダを攻めた次なる宗主国は大英帝国(イギリス)に・・・
- 第二次世界大戦中には、旧日本軍が3年半の期間占領統括していました。
- サンチャゴ砦は、マラッカ王朝の栄華、国難、植民地として支配された過去、そしてマレーシア連邦として独立し繁栄を極めた歴史を見守ってきました。そして今回、コロナウイルスというウイルスとの戦いも・・・
- やまない雨はない、朝の来ない夜はない。
- いつの日か、コロナ退治が収束して国境封鎖が解かれ、世界中の旅人が気軽に遊びに来られる「マラッカ」を取り戻せる日を信じて。
Porta de Santiago in Melakaにて
