霊験あらたかなる涸れない井戸 ハンリーポーの井戸
- 前項で紹介した、ブキッチナの南側に15世紀に掘られた井戸がある。マラッカの住民は、明(現在の中国)から海を渡って嫁いできた王妃の名前を冠し「ハンリーポーの井戸」と呼んでいる。
- この井戸は、15世紀初頭にマラッカ王朝に嫁いできたハンリーポーのために、当時のスルタン(国王)が王妃の渡来に歓喜し掘らせた井戸なのでスルタンの井戸と紹介されることもあるが同じ井戸である。
- 霊験あらたかなる井戸にはさまざまな言い伝えが残っているが、晴天が続き深刻な水不足になってもこの井戸の水だけは涸れてしまうことはない。また、この水を飲んだ旅人は、マラッカを再訪できるらしい。
王妃の井戸(ハンリーポーの井戸)にて