「ファモサ要塞」(サンチャゴ砦)の夜景
- マラッカのイチオシ観光名所ファモサ要塞史蹟。ガイドブックではサンチャゴ砦とも解説されていますが同じ建造物です。1511年マラッカを占領したポルトガル軍により建設され500年近くたった今も健在です。
- 1511年といえば日本は室町時代。後に12代将軍となる「足利義晴」将軍が生まれた年。織田信長や豊臣秀吉はまだ生まれていません。種子島に漂着した鉄砲伝来も1543年まで待たねばなりません。
- さて、海を越えてやって来たポルトガルの艦隊は18隻。兵士もわずか1000名でした。しかし大砲や近代戦術を身につけたポルトガル軍は兵士の数で圧倒的な優位に立つマラッカ兵2万名を駆逐し上陸占領。
- マラッカを占領したポルトガル軍は、このファモサ要塞の背後にある丘に建っていたマラッカ王宮を焼き払いキリスト教を布教するためセントポール教会を建立。丘の麓まわりをグルリと5mほどの高い塀で囲みました。
- 日本でもお馴染みのフランシスコ・ザビエル宣教師もこの丘の上の教会で布教活動をしていました。そしてこの場所で日本人の元武士「アンジロウ」という日本人と出会い日本の布教を思い立ったそうです。
- 日が暮れてマラッカが闇に包まれる頃、ライトアップが始まります。ポッカリ浮かび上がるファモサ要塞。悠久の時を越え、今に残るポルトガル人の歴史的な遺産を見る夜景ツアーをお楽しみ下さい。
ファモサ要塞(サンチャゴ砦)にて