高額なギャラを受け取ったアーティストには罪がない
- 原画を見ながら、スプレー缶の色を調節し、築100年近い歴史的価値の高い建造物に落書きアートを描くアーティスト。彼は、人目を忍んで悪戯書きしているのではなく、政府公認の画家なのでR。
- マラッカ川河口域リバーサイドウォークの景観を向上させるのを目的に、マレーシア政府・マラッカ州政府が巨額の予算を計上し、観光インフラ整備を行っているつもりらしい。
- 誰が考えて、実行を計画し、アーティストに発注をしたのか?ユネスコの世界遺産認定委員はこういう落書きのようなポップアートを世界遺産のヘリテイジエリアにふさわしいと判断したのだろうか?
- ペンキまみれになりながら、マラッカ川河口域の落書きアートを描き続けるアーティストには罪はない。罪はないが、歴史的な景観を破壊している事実になぜ気がつかないのだろうか?
- 美意識や、美的感覚は個人差がある。しかし、京都や奈良の国宝寺院や、古い町並みの壁面をキャンパスに誰かが、スプレー缶ペイントを描き始めたらきっと反対する人により中断されそうな気がする。
- 地元のニュースによると多額の予算が計上され、信じられない高額なギャラがアーティストに支払われたことも事実だ。繰り返しておこう。落書きアートのアーティストには罪がない。
マラッカ川河口域リバーサイドウォークにて