ドリフト・コンテスト@マラッカ
- クルマ好きが多いマレーシアの男性諸君。国産車保護政策のため外国車の関税が高い!スポーツタイプの日本車は「家」よりも高額だとか。恋人や奥さまよりもクルマを大切にするのもうなずけます。(^^;)
- アジア地域では日本に次ぐ2番目の「F1・グランプリ」開催国としてモータースポーツ熱も高騰中。地上波テレビでF1前線完全生中継もうらやましい環境です。そんなマレーシアでブームになりそうなのがドリフト。
- ドリフトとはコーナーでタイヤを滑らせながらカーブを曲がるテクニック。周囲を圧倒するスリップ音、タイヤから煙を出しながらハデなドライビングですが、駆け抜けるタイム(スピード)が速いとは限らないそうです。
- 話は変わりますが、アジアでは日本のマンガやアニメはかなり深く浸透しています。お馴染みのドラえもん、クレヨンしんちゃん、ナルトなどはもちろん、青年層に人気なのが「頭文字D」という「しげの秀一」氏のマンガ。
- 「頭文字D」を「かしらもじディー」と発音してはダメです。「イニシャル・ディー」と呼ばれるこのマンガは、主人公の「藤原拓海君」が旧型のトヨタ86に乗って、峠のダウンヒルで連戦連勝を続ける青春ストーリー。
- 最新最強のスポーツ車で挑戦してくるライバルたちを信じられないテクニックと屈強な精神力ででねじ伏せる主人公の拓海君がコーナーを曲がるときに多用するのがバランスのとれた「ドリフト」なんです。
- 「頭文字D」の影響で一部の若者の中ではドリフトはF1をも凌駕すると信じられています。そんなドリフト信者を喜ばせる「D1グランプリ」もマレーシアで開催されるようになりマラッカでも小さな大会が行われました。
- この日のために整備して改良した自慢のクルマを持ち寄って、特設コースでドリフト大会!筆者もカメラ持参で駆けつけましたが出場参加者の100倍いる観客の凄さに圧倒されました。スゴイ熱気(T_T)
- 迫力満点でタイヤのスリップ煙を巻き上げて華麗なコーナーを決めてくれるドライバーもいましたが、なんだか迫力のない「オィ!もっと思い切ってアクセル踏めよな~」というレベルの低いクルマも・・・
- それもそのはず。せっかく整備して仕上げたクルマにつぎ込んだ身銭はマレーシアではかなりの高額。まかり間違ってクラッシュしたら大変なことになります。というわけで、お行儀の良いドリフト大会でした。
マラッカ・アイルケローのMITC駐車場にて