漢方薬の薬箪笥(くすりだんす)
- 中国四千年の智恵が凝縮された東洋の神秘「漢方薬」。西洋医学とは違った効き目が認められてきた東洋医学のクスリ。薬草や生薬を整理分類して保管しているのがこの薬箪笥なんです。
- 今から六百年前に中国南京を出発し、遠くアフリカ大陸まで遠征した「鄭和」の大艦隊にもこうした薬箪笥が完備され漢方医が船医として乗り込み乗組員の健康管理をした記録が残っています。
- 漢方医の診断を受け、処方してもらった漢方薬を切ったり、叩いたり、粉にしたりしてブレンドしてもらった漢方薬。お店のヒトが飲み方を教えてくれます。たっぷりの水でじっくりコトコト煎じること約2時間。
- どろどろとした茶黒っぽいイヤな色、想像を絶する飲みにくい(エグイ)味、そして漢方薬の強烈なニオイのする液体を飲み干すのには勇気がいりますが効き目はバツグン。(筆者の個人的見解です)
- 二日酔いを直すのは超楽勝。飲んでスグ効き目がなさそうな高血圧症、肩こりとか偏頭痛にもビシッと効きます。体が火照ったり、汗がブワッと噴き出たりするコトもあるし、飲み始めには下痢を伴うこともあります。
- 今回の撮影に協力してくれたのはマラッカの銀座通り「ブンガラヤ」の中ほどにある漢方薬局さん。漢字で「韓(ハン)骨傷科」という歩道に出ている黄色い看板が目印です。
- 英語が使えますから、キチンと診断してもらってから処方していただいたクスリを試してみてください。自分でコトコト煮込むのがめんどうな方はお店で作ってくれます。2時間後に出なおせば飲めます。♪
マラッカのブンガラヤにある漢方薬局にて