総理大臣の警護について思うこと(総理マラッカへ後編)
- 鄭和博物館の正式オープンのためマラッカにお越しになったマレーシアのアブドーラ・パダウィ総理大臣(当時)。国王陛下、政府高官、州知事、大臣、外国要人VIPの警護を見てきた筆者ですが総理大臣の警備はダントツ。
- 普段なら、熱烈歓迎を受けるマラッカの州大臣ですら会場にはいつのまにか静かに来場され、沿道に詰めかけた一般市民や外国人観光客と肩を並べ総理の到着をいまや遅しと待っておられました。
- カメラを構えながらふと考えてしまいました。マラッカの白バイやパトカーがサイレンを鳴らし、回転灯で注意を促し全速で信号無視をしながら走る姿ってVIPの先導するときだけじゃないかな~?
- 事件発生!現場に急行せよ!と無線の指示を受け市内を走り回るパトカーってマラッカでは見たことがありません。スピード違反の車両を追いかけている白バイもあんまり記憶にありません。
- 国王陛下がマラッカをご訪問される際にはうるさすぎるサイレンと共に白バイ隊、パトカーが先導し、軍隊の装甲車や、救急車も追従しすごいスピードで走り抜ける姿はよく見る当たり前の風景です。
- 州知事が市内の会議に参加するときや、州大臣がマラッカの街を走行するときも白バイ隊の先導ですべての信号を無視して走り抜けます。しかし、なんかの事件発生で現場に急行するのはお目にかかりません。
- マラッカの街が平和といえば平和なんですね。ちなみに回転灯の色は「青」が警察。回転灯やサイレンに気づいたらすみやかに左車線に車を寄せてスピードダウンしましょう。VIPの通行をジャマしちゃダメですよ。
マラッカの鄭和博物館前にて