マラッカの地名の元となった「マラッカ・ツリー」
- その昔、パラメスワラというスマトラ島の若き王子がトゥマセック(現在のシンガポール)を経由して現在のマラッカにたどり着いたそうです。当時のマラッカは数十人の漁師が住む小さな港町だったそうです。
- 若きパラメスワラ王子は、川の畔でひと休み。その時、一匹の小さなカンチル(ネズミ鹿)がどう猛な猟犬を駆逐するハプニングを目撃。こんな勇敢な動物が住む街なら縁起が良い!と即、都に定めたとか・・・
- 地元の漁師たちに、この地の名前を問いただしたんですが、当時この街に名はなかったらしく、ただ首を振るだけ。何度も質問される漁師たちは「王子さまはこの樹の名を聞いてらっしゃるのか?」と勘違い。
- 漁師は「コチラの樹は、マラッカ・ツリーと申します」と答えたそうだが、若き王子はどう聞き間違えたのか「マラッカという街か!よし、新しき国の名はマラッカに決定!」と名前が決まったそうです。
- スタダイス広場のほうからスタダイス博物館に抜ける階段を登り、セントポールヒルに向かう小さな中庭(現在はマラッカ州駐車場)にマラッカの名前の起源となったマラッカツリーが立っています。
- 写真左側の樹です。観光ガイドさんが同行していたらかならずココで、マラッカの名前の由来を解説するポイントとなっています。初代国王によって名付けられたマラッカ。樹木の名前が由来なんです。
マラッカのスタダイス博物館の中庭にて