ニョニャ料理の定番オードブル"Pai Tea"(パイティー)
- ニョニャ料理の定番オードブル"Pai Tea"(パイティー)は米粉を型に入れて成形したものを油でカリッと揚げる。その形が山高帽に似ていることからTop Hat(トップハット)とも呼ばれている。
- 具材は、ポピア(ニョニャ風生春巻き)の中身とほぼ同じ。切り干しダイコンに似たカブを千切りにして甘辛く煮似たもの、オニオンフライ、錦糸卵、チリの千切りにパクチーをトッピングする。
- シャビシャビのチリソースをスプーンで垂らして、手で掴んで口に放り込む。ちょうど一口サイズなのでパクッと、モグモグ食べられる。はじめて食べても、なぜか懐かしい気がするB級グルメ。
- 蛇足だが、日本では雑誌やガイドブックで「プラナカン」として紹介されることが多いが、地元ではババニョニャ民族、もしくはニョニャ料理と呼ばれる。いずれも同じ意味なので、誤解しないで欲しい。
- 19世紀以前にマレーシアに移住してきた中国人男性と、現地のマレー人女性の国際結婚により生まれてきた混血の男の子をババ、女の子をニョニャと呼ぶ。彼らをババニョニャ民族と呼ぶのだ。
- 宗教や精神、哲学的なことは父方の中華的要素を受け継ぎ、生活様式や食生活、そして言語などは母方の影響を受けている。見た目は、ほとんどチャイニーズなのだがマレー系な習慣も合わせ持つ。
ババニョニャ民族博物館に隣接するカフェ1511にて