ローシーファン(客家老鼠粉:Loh Shu Fun)のドライ
- ローシーファンとは、米粉から作る麺。白色半透明で、細めのうどんの太さで、3㎝ほどの短い麺で両端が細く仕上げられている。モチモチ感の強い食感で、はじめて食べる人でもミンチ肉の甘辛煮込みでうどんを食べる錯覚を起こすほど食べやすい麺料理だ。
- 麺の両端が、ネズミの尻尾のように細くなっているのが名前の由来となっている。漢字では「老鼠粉」と書いてローシーファンと発音し、英語のスペルはLoh Shu Fun(広東語)Lao Shu Fen(中華語)と様々なスペルが混在している。
- 英語では見た目のまま「ラットヌードル:Rat noodle」もしくはちょいとおしゃれに「銀針麺:Silver Needle Noodles」とメニューに書いてある場合もある。いろんな呼び名があるが、普通にローシーファンと声に出したら通じる。
- 写真の麺料理はマラッカでは、客家(ハッカ)ローシーファンと呼ばれている。モチモチのローシーファンを茹であげて、薄味の醤油だれと香味油で和える。豚肉ミンチの甘辛煮ともやしとネギ、それにタマネギのカリカリ揚げをトッピング。
- スープは、別盛りのドライタイプが定番となっている。もちろん、スープ麺にもアレンジしてもらえるのだが、麺が短いのでツルツル食べられないのでドライがオススメ。お好みで添付のチリソースを加えて、ピリ辛仕上げにするのがマラッカ流だ。
- 追記:お店によっては客家と書かずに肉砕老鼠粉(Mince pork "Lao shu fen")とメニューに書いているケースもある。これもまた、同じ麺料理である。
マラッカの旧市街チャイナタウン珈琲店にて