世界で一番高額なロッティ・チャナイのお店
ロッティチャナイといえば、インド系マレーシア人の安価な朝食という概念がある。プレーンのロッティチャナイ2枚とテタレ(ミルクティ)を頼んで、2リンギ50セント~3リンギ(日本円にして約7~80円)が相場でR。先日、知人のL氏から「Tony、チャイニーズの作るロッティ食べに行かないか?」とお誘いを受けた。前述のとおり「ロッティ」はインド系移民たちのテリトリーなのに、なぜ華人が?と疑問を感じながらもさっそく同行。オーナーのMr.Leeさんがオススメのスペシャルロッティと自慢のカレーセット(上記写真)を「おまかせ」で注文、飲み物はコピアイス(アイスミルクコーヒー)をチョイスして出来上がりを待つこと約5分。いざ実食。いつものロッティとは違うカリカリの外側、そして中に入ってるチーズがとろける絶妙な食感。辛さの中にうま味を封じ込めたカレーも美味い。スペシャルロッティの具材はチーズ、玉子、カニカマがミックスされていた。Mr.Lee氏は、華人でアリながらロッティチャナイの師傳として19年のキャリアを持つベテラン。数多くのロッティマン(ロッティチャナイの料理人)を育ててきた。弟子たちは、各地で活躍しているそうだ。このスペシャルロッティ&カレーセットのお値段は、二人で食べて30リンギという高額な設定。まさに世界で一番高額なロッティ定食かもしれない。一般的なインド系ロッティの10倍の価値はあるカモ・・・。オーナーのMr.Lee氏に電話で予約すれば、ひとり15リンギ(2人前以上)のスペシャルセットが食せる。場所はマラッカ市内からでも歩いて行けるが、クルマで約5分「培風中学」の向かいにある。
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